しじみの学校コラム

2012年12月31日

干支の置物

今年も年の瀬が近づいてまいりました。

 

毎年、取引先様より来年の干支の置物をいただきます。

歴代の置物は、社内の神棚に祭らせていただいております。

木彫りだったり、石鹸だったり。

 

毎年、この時期にいただくと、今年も終わりと感じさせてくれます。

 

 

 

十二支ができた説はいろいろありますが、調べていたらおもしろい由来を発見しました。

 

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昔々、ずぅーっと昔のこと。  ある年の暮れに動物の神様が、動物どもに「元旦に新年の

挨拶ば来い。したらば、一等から十二等まで選んで、その一年の間動物のかしらにし、人間

世界を一年ずつ守らせてやるど」と、いうお触れを出しました。

それを聞いた山や森や野の動物ども、「よっしゃー、われこそ来年のかしらになってやるどぉ」と、

元旦を今か今かと待っていました。ところが猫は、どうしたものだか、神様のところへ行く日を

ポイッと忘れてしまいました。そこで、仲のいいネズミのところへ聞きに行きました。

「ねずみどん、ねずみどん、ちょっと尋ねるが、神様のところへ行く日はいつだったかな?教えて

くれんか」  ほしたらネズミ、ケロッとした顔で言いました。「そりゃあ、二日の朝に決まっておるがな」

「ほうか、ほうか、二日だな。すまん、すまん」猫は、うれしがって帰っていきました。

牛は、「わしは、倍のろまやで、今夜たつことにするべ」と、旅支度をはじめました。それを屋根裏から

のぞいていたネズミは、ぴょんと牛の背中に飛び乗りました。そうとは知らん牛は、夜道を霜を

ふみふみ御殿へ向かっていきました。やがて御殿の門へつき、<ほー、誰も来ておらん。今年の

かしらは、このわしに決まったようなもんじゃわ。>  と、つぶやき、よだれを垂らしながら開門を

今や遅しと待っていました。やがて、東の空がポッと白むと、ケケロッケー、ケケロッケー、夜が

明けたーと、里の方で一番どりが時を告げ、門はおもむろに開いたそうです。  牛は、にんまり

笑うて門をくぐろうとしたとき、背中にいたネズミがぴょんと降り、チョロチョロっと門の中に入り、

「明けましておめでとうございます。ネズミが新年のご挨拶にあがりました!」と、一番乗りを

名乗ったそうです。そして、牛は二番になり、とら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、とり、

いぬ、いのししが入ってきたところで、門はガチャーンと閉められたそうです。

これが、十二支のはじまりというわけです。

ねこは、二日の朝早く門をダンダンたたきましたが、神様に、「誰だと思ったらねこでねえか。おめえさん

日を間違えただな。もう十二番までのかしらはとうに決まってしもうた。寝ぼけていねえで、つらでも

洗って出直して来なされ」と言われ、すごすごと帰って行ったそうです。

それから、ねこは毎日顔を洗うようになりましたが、嘘をついたネズミをいまもって、恨み、ネズミを

見つけると捕まえるようになったそうです。

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「なるほど~」と思う逸話ですよね。

 

 

来年は「巳年」。

 

 

 

~執念深いと言われる蛇ですが、恩を忘れず助けてくれた方には必ず恩返しをする~

 

とてもよい由来ですね。

 

今年も一年「宍道湖畔のしじみの学校~ 大変お世話になりました。

来年も変わりませずよろしくお願い申し上げます。

皆様によいお年が訪れますようにお祈り申し上げます。

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