しじみの学校コラム
2013年4月8日
青柴垣神事
4月7日(日)、美保神社で行われた青柴垣神事を撮影しました。この日、朝から松江は大変な寒さで、
そのためか見物人は昨年ほどではなかったようです。
青柴垣神事とは古事記の国譲り神話にちなみ、美保神社の祭神、事代主神(えびす様)が、父である
大国主神(だいこく様)から国譲りの相談を受け、譲ることを進言した後、、海に身を隠したという様を
儀礼化し、お力を一年に一度新たにする神事です。
上の画像は、神事会所において祭りの主役(中央の2人)當屋他を写したものです。當屋は前日から
隠殿にこもって、断食に入り神がかった状態で行事にのぞみます。
これは、御解除と言って、二ノ當屋が社殿に向かう様を写したものです。
何処からとなく、當屋のことを「福を招く福男」という声が聞こえてきました。皆さんに福がきますように
祈って、慌てて當屋に焦点を合わせ写しました。
これより、御船に分乗する所です。
これから御船ノ儀に入ります。初めて、この神事を観て
神社だけでなく、町ぐるみで大切に守ってきた行事だと
感じました。そして、厳かな雰囲気の中で行われる神事
に神秘さを感じたのは、私だけではなかったようです。
※6日に行われる予定だった松江武者行列は悪天候のため中止になりました。
カテゴリー:日常の行事