しじみの学校コラム
2012年11月12日
干し柿
味覚の秋☆
松江の秋の味覚と言えば、干し柿です。市内の民家の軒先に紐で連なって干されているのをよく
見かけます。甘くてとってもおいしいですよね。
歴史は古く、戦国時代の砂糖が貴重だった頃にとても重宝された保存食のようです。
松江市東出雲町は干し柿の生産がとても盛んです。町の中心部から約4kmほど南へ入った標高
150m~200mの山間の集落では総戸数23戸のうち19戸が西条柿を栽培(15ha)されていま
す。(平成21年9月現在)
干し柿栽培は、風通し・日当たりがよく昼夜の寒暖差が大きいなど、気候条件が整っていないと
難しいそうです。
どのように生産されているのか、出かけてみました。確かに、道沿いの軒下にすだれ状に柿が
吊るされていました。
干し柿栽培は、春先の土壌作りから始まり、収穫・皮むき作業・干しと、とても手間と労力がかか
るそうです。おいしい干し柿には、時間と愛情がたっぷり込められているんですね。
あと1ヶ月もすると出荷される、この時期しか拝めないのどかな干し柿風景にほんわかと
和んだ瞬間でした。
カテゴリー:日常の行事