2011年12月7日
宍道湖漁協「採笛ネット事業」 幼生付着最低レベル
曇り空広がる宍道湖・松江
1992年から行なわれている宍道湖漁協の採笛事業の2011年の
調査結果(27万個)が発表され、過去最低レベルの結果と報道されました。
(2002年までは千万個単位、その後も百万個単位)
年初の大雪の影響による塩分濃度の低下が大きな要因であるとし、
採笛地点を再検討するとのこと。
採笛事業とは、大和しじみはの卵は水中で受精します。
受精後の卵は、付近の土壌に着床し成長し始めます。
しかし、ヘドロが溜まっている湖底では酸素濃度が薄く、
成長しにくい環境になるため、宍道湖漁協は、水中に採笛器を設置し、
湖底に落ちる前に採笛ネットに幼生を付着させ、成長させるという
資源保護事業です。